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仕事終わりは癒しの時間
第9章 Blue eyes
「その時の俺はしょうもないことでメンバーやスタッフとぶつかることが多くなって、『このままやと解散かな』と思う時期もありました。その時、ある人が俺に大切な言葉をくれました
『1度完璧なものが出来てしまうと、それを真似て何も考えなくなって、人は成長しなくなる。80%くらいの完成でいい。残りの20%は手抜いてもいいんじゃない?どこか必ず小さな穴はあるんだから、それを埋めようとせずに、受け入れられるくらいの方がいい』って。
その人のお陰で、音楽・ライブの楽しさ、面白さを思い出せた。メンバーやスタッフとしっかり向き合って言いたいこと言えた。完璧なものを求めなくてもいい、そう思ったら気が楽になりました。
今日のライブはあの時の俺からしたら『0点のライブ』かもしれん。でも今の俺は『それでもいいやん』って笑い飛ばせるようになりました。
俺の喉の調子が悪いこともあるかもしれない、涼やコウちゃんがコードを間違えることもあるかもしれない、ヨッシーが髪の毛セットするの忘れることもあるかもしれない…。20%抜けてる部分もありますが、残り80%に全力出して、皆に最高の瞬間を届けますんで、これからも応援よろしくお願いします…」