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仕事終わりは癒しの時間
第9章 Blue eyes

深々と頭を下げた山岡さんに客席から大きな拍手が起こる。
メンバーも彼のそばに寄り、そっと肩を抱いていた。
顔を上げた山岡さんの表情は少し泣くのを我慢しているみたいだった。

「皆、ホンマにありがとう!!最後の最後まで楽しんでいけよー!!」

「「わーー!!!」

ーーーーーーー

「あー、もう!最高のライブでしたー!」

2時間半にも及ぶライブが無事終了し、感動で泣いていた渡辺さんと合流し、駅の方へ歩こうとしたら

「先輩、こっちですよ」
「え、帰るんじゃないの?」
「違います!出待ちですよ、出待ち」

関係者用の出入り口にはファンの人が何人か集まっていた。

「今日は絶対ハルくんのピック取れると思ってたのに…何で投げなかったんだろ…でも、いつもより笑顔いっぱい見れたから良かったー。去年は若干顔が固かったから」

渡辺さんの話を聞いていたら、ファンの人がざわつき出し、Blue Eyesが出てきた。
ファンの人に笑顔で手を振る中、山岡さんがニッと笑って手を振りながら車に乗り込んだ。

私の方に向かって振ってくれた…?

「こっち見て笑ってくれた!」
「ハルくん可愛かったー!」

そうか、私にじゃなくてファンに向かってだよね。



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