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霞草
第5章 想い
昼間の霞とのこと、きっと彼女も僕に好意を持ってくれている。
そして夜のおじさん達との会話。
何とも言えない幸福感に満たされて眠りについた。
2.3日、色々なところに霞と出歩いた。
僕は、
「バスに乗って街に出たりしないのか?」
と訊いた。
彼女は首を横に振る。
「街は騒々しい。」
と、
それでは東京などとても連れて行けないと、僕は心の中で思った。
おかみさんに、明日から予約が入ったと告げられる。
大学生がサークル仲間で何泊かしていくそうだ。
僕は、自分が手伝える仕事を確認する。
団体客は夕方到着だ。
布団を日に当てたり、掃除をしたり準備を手伝う。もちろん霞も一緒だ。