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第28章 大魔王の娘降臨②分岐ルートA

しかし移動する時にはすでに周囲は真っ暗になっていた



ガデム「仕方ない夜は特に魔物が現れやすい、ひとまず泊まるぞ」



グラデラ「ちょっと待てよ、まさかこんな風が吹いてる中で寝たら風邪引くだろ！」



ゼネル「そうですよ！お嬢様も嫌って言ってますよ！」



ガデム「知らねぇよ、自分の力で寒さを凌げ」



仕方なくムルクとゼネルとグラデラはお互いに身体を寄せて暖める



ガデム「ちょっと待て！俺が入ってないぞ！」



当然の事ながら彼は完全に嫌われている為、仲間の輪に入る事さえ出来ない状態であった



ガデム「そっそんなバカな！」



そして３人は身体の体温でムルクの冷たい身体を寄せて温めた



ムルク「ムニャ～、何だか眠くなってきたよ～」



グラデラ「午前中にガデムに付き合わされて俺も急に眠く・・・・ZZZZ」



ゼネル「・・・・ZZZ」



ガデム「お前らまで呑気に寝るな！」



その時、暗闇に紛れて声が聞こえた



？？？「動くな！動けば３人の命はない」



ガデム「しまった！敵か？」



？？？「やっと見つけた・・・・お姫様！我ら聖騎士と共に行こうではないか！」




謎の騎士はムルクを連れて帰ろうしたのである