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第6章 吸血鬼╳狼

フィールは夜になるまで黒い森の入り口で待機する、そして真夜中になるとフィールが顔と体に黒いコートを着て出発した


蝙蝠に変身して素早く海岸まで移動した、砦はかなり静かで見張りもいなかった、裏口には施錠すらしていない



内部に入り、先に寝床を確認しだが誰もいない、下に降りる階段に向かう途中も人の気配はなかった、フィールは超音波を発信すると地下に誰かがいることを感じた



階段を下りた先には小さな檻があった、中には男性の人間が一人、ロープでガッチリと固定されていた



フィールはその男性に近寄り、ロープを素早く切った後、口を押さえて質問した


フィール「私が言う言葉以外を話したら貴様の首を切る、わかったか？」



男性は頷いた



フィールは手を離して喋らす



「この砦の南側にあるソリュー山に向かったと思う、何故ならこの先は一本道だからさ、それから助けたお礼に・・・・」



フィール「あとは喋るな！」



「ちなみに俺は・・・・あれ？何処に行った？」


フィールは蝙蝠に再び変身し、砦から南側に向かうと男性が言っていた通り、山を発見したフィールは山に向かうと足跡を発見した、敵の数は10～15くらいと判断した