この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Sな彼女
第7章 接近

受付から名前を呼ばれたので、興奮している岬から一旦離れて、薬を受け取り会計を済ませた。
溜息をつき、顔を覆っている彼女に言った。

「俺、帰るよ」

「だめっ‼︎」

有無を言わせない鬼気迫った表情で、岬は俺のスーツの袖を掴んだ。

「あんなセリフ言っといて、連絡先も教えないまま帰るとかありえない!」

「……よく分からないんだけど」

本当に岬の言っている事が分からなかった。
嫌いじゃないから、嫌いじゃないと言った。
好きだから、好きだと言った。
それだけなのに。

「あたしが薬を受け取るまで待ってて。ここの近くにバラの綺麗な小さな公園があるの。人も少ないし、そこでさっきの話の続きをしよ?」

どうやら岬は俺をこのまま帰すつもりは更々無いようだ。
バラにはそれ程興味は無かったが、人が少ないなら断る理由もない。

俺は黙って頷いた。
/39ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ