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国王の契約花嫁~最初で最後の恋~
第4章 突然の見合いと家出
「お父さま、お母さま、親不孝な娘を許してね」
チェジンは今回の家出について何も知らない。恐らく、逃亡がバレたらチェジンが真っ先にファソンのゆくえについて詰問されるだろうが、何も知らないものは応えようがないではないか。忠義を尽くしてくれた乳母の娘であり、チェジン自身も働き者で機転が利くので、母は気に入っている。ましてや、母は口うるさいけれど、使用人たちを訳もなく鞭打つような非情な人ではない。
恐らくチェジンが今度のファソンの家出で罰を受けることはないに違いない。
チェジンは今回の家出について何も知らない。恐らく、逃亡がバレたらチェジンが真っ先にファソンのゆくえについて詰問されるだろうが、何も知らないものは応えようがないではないか。忠義を尽くしてくれた乳母の娘であり、チェジン自身も働き者で機転が利くので、母は気に入っている。ましてや、母は口うるさいけれど、使用人たちを訳もなく鞭打つような非情な人ではない。
恐らくチェジンが今度のファソンの家出で罰を受けることはないに違いない。