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国王の契約花嫁~最初で最後の恋~
第15章 恋敵

「そう、心酔とか心服という言葉があるでしょ。それを考えてみて。人が幾ら自分の言うことを聞いてくれたとしても、心から従ってくれるのでなければ意味はない。無理に従わせるのは力でねじ伏せるのと同じことよね。大人と子どもが喧嘩をしても、どうしたって子どもは敵いっこないわ。同じ論理よ」
「中殿さまは力ではなく、心で人を従わせたいとお考えなのですね」
飲み込みの早いチェジンに、ファソンは頷いた。
「そうね。難しい言葉だけれど、私は徳で人が付いてくるような人になりたいと考えているわ」
「中殿さまは力ではなく、心で人を従わせたいとお考えなのですね」
飲み込みの早いチェジンに、ファソンは頷いた。
「そうね。難しい言葉だけれど、私は徳で人が付いてくるような人になりたいと考えているわ」

