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国王の契約花嫁~最初で最後の恋~
第16章 嫁と姑

そのときだった。女の軽やかな笑い声が響き渡り、ファソンもチェジンもその愉しげな声に、つられるように振り向いた。
かなり離れた後方、池沿いの小道を紅い龍袍を纏った国王ときらびやかなチマチョゴリに身を包んだ崔昭容が並んで歩いている。
崔昭容は濃紺のチョゴリに、華やかな赤色のチマだ。王の側室だけあって、光沢のある絹地には細かな文様が散り、チマの裾には黄金の模様が入り、蓮の花が所々に刺繍されている。チョゴリには蓮花に戯れるかのようにつがいの蝶が刺繍されていた。
かなり離れた後方、池沿いの小道を紅い龍袍を纏った国王ときらびやかなチマチョゴリに身を包んだ崔昭容が並んで歩いている。
崔昭容は濃紺のチョゴリに、華やかな赤色のチマだ。王の側室だけあって、光沢のある絹地には細かな文様が散り、チマの裾には黄金の模様が入り、蓮の花が所々に刺繍されている。チョゴリには蓮花に戯れるかのようにつがいの蝶が刺繍されていた。

