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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第10章 求愛猛攻撃ー常務取締役
「そんなの関係ない」
「派遣部が何か分かっていますよね奏常務?
私はそういう女です」
此処まで言わないとダメ!?
ハッキリと身体を使って仕事をしていますって言ってるのに、どうして引き下がってくれないの!
「派遣部か‥
・・・分かった・・・」
漸く・・・行ってくれた‥
だけど最後の言い方、何となく引っ掛かってしまう。
「ほら陽菜ちゃん、これでも見て気分晴らそう?」
深夜さんが凄く気を使ってくれる‥
対して出社停止期間が終わった唄姫さんは、私の事を完全無視。
此処に居ても居心地が悪い・・・
「陽菜ちゃん?」
「あっ、はい‥
新しい下着の注文のカタログ‥‥」
「そう‥
今回は、めったに入れてくれない紫吹碧(シブキ アオイ)ブランドのカタログ入りなの」
「へー碧ブランド‥‥」
紫吹碧って、国内じゃ超有名なファッションデザイナー
インナーもデザインしていて、こうした下着のカタログもある‥凄く高いけど。
「陽菜ちゃん、どれが良い?」
「えーと、私は他のカタログで良いかな?」
なんとなく、なんとなくだけど、碧ブランドは手が出しにくいのよね。

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