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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第11章 甘辛行為ー社外相談役
「陽菜ぁー
・・・って、また居ないじゃん」
やれやれ、また五月蝿いのが来たか・・
「なー陽菜は?」
「守秘義務だな‥
幾ら雅楽代(ウタシロ)常務でも答えられないぞ?」
派遣先はシークレット扱い、これは一番最初に取り決めた事。
まあ、勝手に噂に上る事はあるが、それは預かり知らずだ。
「なんだよ、教えてくれても良いだろ」
「公平を期す為‥
最初に考えたのは社長だ、俺じゃ無い‥‥」
「ちっ、あの親父」
「会社では社長じゃなかったのか?」
何時までガキが抜けないんだか‥
これだから陽菜も逃げる。
元々陽菜は、地位や権力や金に興味が無い‥
だから奏が嫌と思ったら、陽菜はそれをトコトコ貫く。
これは俺の予想した通り。
「分かってるよ‥
随分口五月蝿くなったよな樹(イツキ)‥部長?」
「口が悪いのは今更だ、直る訳もない」
「叔父そっくりの言いっぷり‥
そう言えば叔父‥あぁー!社外相談役が来るとさ」
「雅楽代相談役が?
珍しいな??」
「月末決算期だからじゃね?
毎月会議面倒くせぇー」
・・・そう思っていれば言いさ・・・