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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第11章 甘辛行為ー社外相談役
「・・・
それで構わない、娘を宜しく頼む・・・」
「承知して頂きありがとうございます‥そして黙認も‥
後の事は全てこちらにお任せ下さい」
「雅楽代雲母だったな‥
君には期待している」
「はい‥
では俺はこれで失礼します」
漸く最後の布石が整った、まさか当の本人が出張中で、なかなか直接会えないというハプニングもあったが、これで堂々と彼女に介入出来る。
「此処まで来るのに‥何年だ?」
車に戻り、出発する前にひと息と煙草に火を点けた。
「2年・・
長かったな・・・」
きっかけは偶然‥
たまたま大学の特別講師の依頼を受けた、その講義中に学生として居たのが‥‥陽菜・・
一目で気になった、だから時々来る特別講師の依頼も断らず続け、陽菜も必ず講義に参加。
ただし特別講師と1学生、接点はまるで無い‥
それどころか席は何時も一番後ろ、俺の存在すら気付いて無く、ただの特別講師という認識。
俺の方は講義が終わった後、さり気なく陽菜を見ていた‥
仲間内と仲良く笑顔で歩く姿を‥‥