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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第11章 甘辛行為ー社外相談役
陽菜の名も一人暮らしなのも、学生名簿で知った‥
この時点でこれに気付いていれば、もっと早く対応出来たのに、俺とした事が完全に見落としていたとは。
そして悠久(ハルヒサ)の会社前での偶然‥
初め俺は陽菜と気付かなかった、それくらい彼女は服装や化粧を地道なものに変化。
多分に社会人として‥
あまり目立たないように、地道な方を選んだんだろう。
そこで俺は考えた、樹に‥秘書2課に預ければ元の彼女に戻るのではないか?
大学時代の明るい彼女に・・・
だが、思わぬところに伏兵‥
奏が陽菜を気に入るとは考えていなく、そして欲に目が眩んだ悠久が、奏の意見を聞く事は無い。
樹は陽菜が奏に靡く事は無いと言ったが、俺の方は悠久の動きが気になる。
奏に良い事は言っているが、タイミングを見て陽菜を潰しに掛かるんじゃないか?
今の悠久だったらやりかねん‥
権力という欲に溺れた悠久、奏も悠久に取れば権力への足掛かり。
そう考えれば、陽菜は悠久に取って邪魔な存在であり、悠久は躊躇い無く女を遊び潰す。
「全くあのガキが余計な事を、お陰で計画を早める事になっただろうが」
煙草を消して、車を悠久の会社に向けて発進‥
今日は会議、そして漸く陽菜と直接会える、2年の年月を掛けて・・・