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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第11章 甘辛行為ー社外相談役
「うー
余計な事を考えたから・・・」
時間は19時30分少し前‥
樹部長との話の間に、私って余計な事を考えたじゃない?
なんだかそれが後を引いていて、女性に困らないタイプ‥奏常務も同じだよね?
だから‥何となく怖い、またあんな思いをするんじゃないかって‥‥
幾ら仕事でも、無理やりは嫌‥
奏常務みたいな、一方的で乱暴なやり方は‥‥
(嫌だなあ・・・)
応接室のドアの前に立っても、私の気持ちは変わらず‥
とは言え、逃げる訳にもいかず‥‥
深いため息と共に、私は応接室のドアをノックした。
"コンコン・・・"
「秘書2課から来ました」
何時もの言葉、逆に言えばこれが合図。
「・・・・・ああ」
「失礼します・・」
多少気の無さそうな返事が返って来たけど、それでも私はドアを開ける‥
中には、ソファーで寛いでいる雅楽代相談役1人、大丈夫かな私?
「秘書2課から来ました、小鳥遊陽菜と言います」
「一度会ったな?」
「はい、社長に挨拶に行った時にお会いしました雅楽代相談役?」
「ああ、俺はあまり此処には来ないからな、それから会わなくて当たり前」
だよね、社外‥会社の外の人だもの。