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第11章 甘辛行為ｰ社外相談役

なんだか雰囲気が樹部長に似てる‥
要するに俺様系？


奏常務もそんな感じだし、やっぱり予想の方が当たりかな？？



「小鳥遊・・陽菜‥で良いか？」


「はい、雅楽代相談役」


「・・・はぁ‥
それだがな、雲母で良い‥
役職で呼ばれても困る、それに‥気楽に呼ばれた方が楽だ」


雅楽代相談役って言ったら、ため息で返されちゃった‥
だけど、いきなり名前で呼べって‥私も困る。



「・・・
では雲母‥‥さんで良いですか？」


「ああ、それで良い‥」


納得して貰えたみたい、呼び捨ては‥無理だよ？


雅楽代相談役‥うん、私も面倒くさい‥雲母さんはソファーから立ち上がり、私に向かって歩いて来る。


奏常務の時と同じで‥‥怖い‥‥


でも‥この立ち姿‥
なんだろう‥‥この不思議な既視感？
私‥何処かで見た事が‥ある？？


社内でしか見た事は無いよね？
なのに、この立ち姿‥知っているような、不思議な感じ。



「・・・・・あっ」


目の前に立たれると、凄く背が高い‥
それに引き締まった、しっかりした体つき‥‥