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第4章 秘書２課派遣部

苦しいながらも制服を着直した私に、深夜さんは薬を手渡して来た。



「？？」


「ピル使った事は無い？
こっちが通常ピルで、これがもしもの場合のアフターピル‥
２つ飲んでも構わないけど、少し副作用が強くなるから注意してね？」


「ピルは絶対必要？」


「そうね、中出し前提だから、飲まないと出来ちゃう可能性が高いし‥
でも本当に妊娠確定したら、会社の方で堕ろす費用は出してくれる」


「・・・しっかり服用します」


妊娠って、そんな簡単な事じゃ無いと思う‥
それに堕胎‥命を潰す事だよ！


それを簡単に、費用とかで片付けて欲しく無い‥
深夜さんも、やっぱりさっきの唄姫さんと同じ‥‥



「最後に髪と化粧‥
髪は綺麗なんだから下ろして、化粧はもう少し濃くしましょう」


「・・・・・」


もう深夜さんのなすがまま‥
手際良く髪も化粧もやってくれるから、私が手を出す事は何も無し。


そうなると、色々と疑問が浮かんで来るでしょう？



「・・・
深夜さんは、どうしてこの仕事を？
やっぱり玉の輿狙い？」


「それもあるけど‥
寂しいのよ男って、それを見ちゃうと‥ね‥
私が優しくしてあげたい、そう思っちゃう」


「寂しい‥ですか‥‥」