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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第11章 甘辛行為ー社外相談役



「はぁはぁ‥
ちょっと休めば‥大丈夫です‥はぁ‥」


「・・そうか・・」


腕を引かれ、また私は雲母さんに抱き締められる‥
シトラスの香りが心地良い、触れる胸板があたたかい。



「・・陽菜・・」


「・・・」


ねえ、どうしてそんなに私の名前を呼ぶの?


秘書2課なのに、優しく大切に扱ってくれるの??


雲母さん‥何を考えているの???



「・・陽菜・・」


「・・ンッ・・」


優しい触れるだけのキス、そしてその目は何かを訴えているよう。


でも何も言ってくれない‥
後はただ抱き締めて、時を待っている感じ‥‥
私は胸に顔を付けて、雲母さんの心臓の音を聞きながら・・・





どれくらい、こうしていただろう?


こうして、抱き締められているのは嫌いじゃ無いけど、このままという訳にもいかないのも分かってる。



「・・・
もう‥大丈夫だから」


「ああ・・・」


少ない言葉でも理解してくれた‥


雲母さんは自身深くソファーに腰掛け、その膝の上に私を乗せ‥
また私は雲母さんの膝の上。



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