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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第12章 マンションー社外相談役
「・・・
それなら良いです」
「手厳しいな」
「そうですか?
私は事実を言っているだけです」
確かに陽菜の意見に嘘は無い‥
セレブと鼻高々なのは、一部の成り上がり者。
本当に力を持った者は、そこまで愚かな事はしない。
「まあな、成り上がりには違いない‥
俺もそこは同じ事、1から手掛け此処まで大きくした、ただ悠久と違い間違った方向性に使う気が無い‥この違いか」
「・・・
秘書2課ですか雲母さん」
「ああ・・
悠久の遊び道具、それが秘書2課の実態‥
今はかなり隠している」
「そうなんですね」
何かを考えるようにテーブルを見詰め‥
それから何事も無かったように、料理に手を伸ばした。
陽菜は陽菜で考えがありそう‥
そこまで頭が悪い訳では無い、陽菜が行っていた大学は某名門大学、学は確実にある。
「1つ聞いて良いですか雲母さん」
「ああ、答えられる範囲ならな」
「どうして私にそこまで教えてくれるんですか?
普通教えませんよね?」
流石に鋭い‥
俺が陽菜に教える理由は1つしか無いが、陽菜の考えは多分違うだろう。