この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第12章 マンションー社外相談役
「陽菜お前を気に入ったから‥これじゃ答えにならんか?」
「はぐらかしてる気がしますそれ‥」
「あながち嘘では無いんだが‥
陽菜からは分からんかも知れんが、俺はお前を知っていた」
「・・・・えっ?」
ピタッと陽菜の端が止まる、予想外の答えだったんだろうさ。
「会った事はあるんだよ、ただお前が気付かないだけ‥
少しは自分で考えろ、ヒントはくれてやったんだからな」
「・・・・・」
果たして気付くものなのか?
・・・怪しい限りか・・・
特別講師の時は、こんなナリはしていなかった‥
仮にも有名大学だ、もう少しインテリ風に見た目は変えていたしな。
「・・・・・」
「・・・・・」
陽菜はただ俺を見詰めるばかり‥
俺の方は、少々黙りを決め込んで、本格的に食事に手を出している。
暫しの沈黙・・・
それを破ったのは‥‥陽菜の方‥‥‥
「・・・
会社前で・・・ぶつかった・・・人・・・
同じシトラスの香り・・・・・」
「・・・ああ・・・
あの時はサングラスを掛けていて、顔は分からなかった‥違うか?」
「そう、覚えてるのは、長身とシトラスの香りだけ・・・」
「そんなところだとは思っていたが・・・」

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


