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第13章 俺様だけど・・ｰ気になる人

「そういえば、何処に行くか決めたぞ？」


「えっ？」


あ、そうだ‥
今日１日付き合えって、行き先決めてくれていたんだ。



「・・・
クルージング・・借り切りで、海の上で２人というのも悪くない」


「クルージング・・」


「俺の個人所有もあるが、何処かに頼むか？
デカい船の借り切りも良いぞ？？」


「クルーズ会社？」


「ああ、知り合いが居る、定員５０人程度の船だが、拘りある作りだ‥
俺も操船の手間が省け、尚かつディナー付き」


「１日借りちゃうの？」


「勿論２人きりが良いだろ陽菜？」


いきなりのクルージング発言‥
嫌いじゃないけど、私大丈夫？？



「でも私、昨日のままだから、雲母さんの隣は合わない・・」


帰ってないんだから、昨日の仕事帰り道の服装のまま‥
最低ライン‥社のブラウスに黒のシンプルなタイトスカートと簡単な上着だけ。


昨日見た雲母さんは、ブランドスーツ姿で、如何にも社長って感じだった。


私絶対釣り合わない。



「だったら買いに行くか？
表参道辺りなら、陽菜でも着やすそうなのがあると思うが？？」


「表参道で？」


「それくらいさせろ」