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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第13章 俺様だけど・・ー気になる人



「なんだか自然に‥」


「少しは信用したか?」


「雲母さんは悪い人じゃない、そう思う‥
悪い人がこんな優しいキスをしないもの」


「そう思わせているだけかも知れんぞ?」


「・・・
人を見る目はあるつもりです」


「言ってくれるな陽菜」


楽しい、こうして話しているのが‥
私の言葉で話したのは学生以来、それか家族からの電話だけ。


なのに雲母さんだと、自然に出て来る私の言葉、私でも信じられないくらい、でも確かに楽しいの。



「身体冷えて来たな、船内に入るか?」


「そうする・・・」


腰に手を掛けたまま、2人で船内の客室フロアーへ‥
定員50名ほどのクルーズ船、それも船内は拘りの豪華仕様。


こんな船に2人きり‥
勿論船内にはスタッフが数人入っているけど、全員別フロアーで邪魔する人は誰も居ない。


こんな豪華な船を、簡単に借り切っちゃう雲母さんも凄い。


揃って控え室変わりの客室に入って、また仲良く窓から海を見る。


本当にこのままフランスに行ければ良いのに‥
雲母さんに言われた事‥嫌がらずに、ママの言う事聞いてあげようかな?



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