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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第15章 急なお呼ばれー取締役社長



「・・・・・・・」


かなり呆けてるな陽菜の奴、昨日1日何があったんだ?


一昨日の夜に連絡があったきり、昨日の事に関しては雲母からの連絡は無い‥
あの時、明日も陽菜を借りる‥それっきり。



(あれで忠実なところは忠実だからなアイツ)


食い散らかしの俺と違って、雲母の方は女に対しては比較的真面目‥
どちらも30超えてんだ、何も無いとは言わん。


だがこの数年、雲母に女の話は聞かない、その気すらも‥
だというのに、陽菜の事だけは食い付いて来た、俺が今まで見た事が無いほどに。



『小鳥遊陽菜(タカシナ ヒナ)をモノにしたい』


入社式の日、雲母は俺にこう言った‥
そして秘書2課で預かり育てて欲しいとも。


俺も少々地味な女だと思った、でも秘書2課にはこのタイプは居ない、もしかしたら需要がある可能性‥思ったのはこの程度。


アイツは悠久(ハルヒサ)以外だったら、一切の事に目を瞑る事、そして秘書2課内の事情に口を挟まない、その上で陽菜を男好みの女に変えて欲しい、かなりの天然だからなと俺に条件を提示。


受けたさ、ダチからの頼みだ断る訳にもいかんだろ??



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