この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第16章 泣き濡れてー抱き合う夜
どうすればと考えても、私が出来る選択肢なんて少ない。
一番は‥ママかパパに頼れば良い、だけどパパ達の静止を振り切って家を出た私が、頼むなんて事をしたら、やっぱりって言われる。
散々言われたよ、1人で何が出来るって‥
過保護なパパだけど、こういう事は現実的、実際にそうだし私は反論出来なくなる。
「そんな都合が良い事をパパが許してくれる訳‥‥無い」
ママだったら、少しは話せる余裕はあるかもだけど、ママはずっとフランスで直接なんて会えない人。
(人を頼ろうとするから・・・)
だから行き詰まる、私1人でも行き詰まる‥
まるで八方塞がりだ。
"プル‥プル‥プル‥"
「・・・・っっ!!」
急に手に持っていたスマホが鳴って驚いた‥
着信の表示は・・・・・雲母さんから・・・
どうしよう、今出て私は誤魔化せる?
自信なんて‥‥無い‥
それくらいダメージは大きいもの、でも出ないのも変に思われる。
迷いに迷って、通話の方をタップする‥
お願い、気付かないで・・