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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第17章 マンション2ー雲母と同居?



樹(イツキ)部長との電話の後、雲母(キラ)さんは私に色々話してくれた。


雲母さんと樹部長は中学からの親友で、ずっと一緒に仕事をしていた事。


企業の立ち上げの時に雅楽代(ウタシロ)社長と兄弟喧嘩をして、樹部長や天羽(アマネ)専務を置いて1人で独立した事。


それに、私を秘書2課に入れたのは自分だったと、これも話してくれた。



「でも、どうして私を秘書2課に??」


「それか‥
悠久(ハルヒサ)の会社に入社前、たまたま会社前でぶつかっただろ?」


「うん・・・」


「大学時代から、天然だろうくらいは予想が付いていたが、まさか社会人になって此処まで地味になるとは思わなかった‥
だから、それを払拭する為に秘書2課にと凪(ナギ)に頼んだんだ、多少の事は目を瞑る‥これが条件だったが、今は少し後悔している」


「後悔??」


「秘書2課の半分の目的は、俺が陽菜に接点を持つ為、これは良かったが‥
逆に奏(カナデ)や悠久に目を付けられる羽目に、これは俺も後悔するさ」


確かに秘書2課に居なかったら、私はこうして雲母さんと話す機会すら無かった。


だけど奏常務と雅楽代社長‥
これはこれで、私はどっちが良かったのだろう?



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