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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第18章 また呼ばれてー監禁応接室
「・・・
また懐かしい場所だね樹(イツキ)?」
「まあな、喫煙所が新しいのに変わってからは、この古い喫煙所を利用する奴は殆ど居ない」
「だから丁度良いと?」
「最適だろ天羽(アマネ)?」
悠久(ハルヒサ)の奴は煙草が大嫌いで、急場凌ぎだったのが、この小さなプレハブの喫煙所。
だが今は、完全空調付きの新しい喫煙所を増設、あれだ‥増えた社員の手前、急場凌ぎじゃ話にならんってやつだ。
と言っても煙草嫌いの悠久のやる事、この前の喫煙所の撤去を忘れたときた‥
だから俺は時々此処を利用する、色々と含みも込めてだが。
「こういう時は最適だね、喫煙所だと知らないのも多いくらい‥
そして約束の物だよ」
「ああ悪いな‥
・・・で、中を見たのか??」
「多少すまないとは思ったがね‥
流石に私でも腹が立った」
渡されたのはメモリー1つ‥
陽菜が悠久に連れて行かれた日に、天羽に頼んだ物。
「酷い事になっているらしいからな‥
中身を見たら、俺まで腹が立ちそうだ」
「らしい?
陽菜君から直接聞いたのでは無く??」
「雲母(キラ)がしっかり小鳥遊(タカシナ)を捕まえてる‥
当面は外での心配は無いだろうさ」