この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第18章 また呼ばれてー監禁応接室
「雲母君が‥
彼も本気で動き出す事にしたかな?
真面目な雲母君だから、陽菜君を悪いようにはしないだろう」
「ずっと裏で動いていたがな雲母の奴‥
存分に手間と時間を掛けやがって、こっちは大変だっていうのに、1人だけ美味しいところを取りやがるときた」
「くすっ‥
樹がそこまでむくれるとは‥
本気だったのかい?陽菜君の事‥‥」
今問うか天羽?
これでも多少は傷心中なんだぞ??
初めから勝ち目は無いとは思っていたが、雲母との電話の中で聞いた陽菜の言葉‥
完全に雲母を信用しているような話し方を聞いた時、本当に勝ち目が無いと自覚した。
俺らしくない‥たくっ‥‥
「・・さあな・・
それより、天羽は小鳥遊の素性に気付いていたか?」
「一番初めの顔合わせの時に違和感は持ったよ、普通は高科とか高品とか書く筈なのに小鳥遊、それから調べた‥
またとんでもない素性だったがね」
「当て字だろありゃ‥
なかなか気付けないな、まさか獅王(シオウ)社長の娘だったとは、雲母が止めてなきゃこの会社なんぞ即潰されてる」
これは俺だって驚いたさ、有名なFace社長令嬢だったとは‥
陽菜を見ていても予想出来ん。