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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第18章 また呼ばれてー監禁応接室



陽菜君が最後に寄越した分を纏め、今日は漸く終了‥
そう思っていた矢先・・



『・・・嫌ですっ!!』


『口答えするなっ!!』



「!!!」


廊下で荒げる声‥
1つは陽菜君、そしてもう1つは‥‥社長‥‥



(しまったっ!!)


物音を立てないように、専務室の扉を少し開けて見れば、廊下では陽菜君の腕首を無理やり引っ張り、重役フロアーの1室に入る社長。



(不味い応接室は‥)


入ってすぐ出て来るは無いだろう‥
その間にこちらは部屋の鍵を掛け、一番奥から樹に連絡。



『・・・どうした?』


「悠久君が動いた‥
陽菜君を連れ応接室に‥遅い時間まで居残りさせたのが裏目に出たようだ」


『あん野郎!
だが応接室は・・・』


「仕込みが多いから、私でも簡単には介入出来ない‥」


『分かってる、俺が改装指示を出したからな‥
天羽‥今は何も出来ん、天羽も時間を見計らって退社しろ、下手に居ると勘ぐられるだろ?』


「仕方無いね‥
だが樹はどうするんだい?」


問題は私より樹の方。



『俺も様子を見て‥だ‥
応接室という事は、監禁という可能性もあるんだ、それを見極めなければ動くに動けん』


「そうか‥
とりあえず今回私は普通に行動するよ」


『ああ・・・』


スマホを切って、ため息1つ‥
何故油断したのかと・・・



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