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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第18章 また呼ばれてー監禁応接室
天羽専務は、私に残業はあまりさせない‥
本当に当日分が終わらない時だけ、数時間の残業程度で後は帰してくれる。
今日はたまたま当日作成分が終わらなくて、何時もより長めの残業コース。
「・・・
これで全てです天羽専務」
「ああ、後は私が纏めるから、すまなかったね遅くまで‥」
「いえ仕事ですので大丈夫です」
時計を見たら20時30分は回っている‥
雲母‥先に帰って来てるのかな?
これから帰って21時、それから夕食を作って、遅くなるけど仕方が無いよ。
「では先に上がります、お疲れ様でした」
「お疲れ様陽菜君」
何時も通りに専務室から出れば、重役フロアーは殆ど人が居ない‥
重役も早く帰る人から、天羽専務のように遅くまで居る人様々。
こればかりはね、私が関わる事じゃないから、何も言えないよ?
エレベーターで、秘書2課のロッカールームに戻ろと思ったら、エレベーターの手前で人影が1つ。
「・・・
随分と余裕顔だな雌猫?」
「っっ!!!」
その影は‥雅楽代社長‥
なるべく人の居る時間に帰るようにしていたのに、今日に限って‥‥
「来るんだ、まさか社長命令を無視する気か?」
「・・・嫌ですっ!!」
「口答えするなっ!!」
「っ!!」
またっ!!
咄嗟に制服のポケットに入れている、ある物を握り締め‥
その瞬間に、雅楽代社食に腕首を掴まれ、私は強制的に何処かへと引きずり込まれた。