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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第22章 奏の追撃ー衝撃陽菜のアパート!
「陽菜は‥‥‥資料集めか‥‥」
少し相談があったんだが、まあ良いすぐ戻るだろう‥
ついでとばかりに、一休み用に常備されているコーヒーをカップに注ぐ。
"コンコン・・・"
「誰だ?」
「加洲です、失礼します社長」
「どうした時雨?」
カップをデスクの上に置き、俺は何時もの定位置‥
最近は、あまり此処に入って来ない時雨がどうしたんだ?
「社長‥小鳥遊さんが居ない内にと思いまして‥‥」
「陽菜が居ない内?」
「ええ、少し小鳥遊さんと話をしました‥
どうやら、悠久様と奏様が原因のようですよ」
「??
なんだそりゃ?」
また脈絡の無い話を‥
時雨は時々結論から言うからな。
「小鳥遊さんが社長に返事をしない理由‥
あの2人が怖いと、そして社長と兄弟‥縁は簡単には切れないとも‥‥」
「・・なるほどな‥
それが陽菜が返事をしない理由か、悠久の奴陽菜に滅茶苦茶やりやがったからな、ついでに奏もかよ‥‥やはり早いところケジメを付けないといけない‥‥」
「社長に頷けば、悠久様が介入する‥
見抜いていますね」
全てを見通した上での保留、陽菜に取って悠久は一番の恐怖の対象‥
参ったな‥全て見透かされていたとは。