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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第22章 奏の追撃ー衝撃陽菜のアパート!
「俺から見ても、社長はお買い得だと思いますよ?」
「ぷっ‥お買い得‥
でも‥‥怖いんです時雨さん」
「怖い?社長が??」
「いえ、社長‥雲母の後ろに居る存在が‥
は‥悠久さんと奏さん、私にはこの2人が恐怖の対象でしか無いんです、幾ら関係無いと雲母が言っても、兄弟の縁って簡単には切れないと思います‥‥もう、あんな思いをするのは嫌なんです、私が雲母に頷けば悠久さんは必ず介入して来る‥それが怖い‥‥」
雲母にも言っていない私の本音‥
もう‥あんな見下した目で、滅茶苦茶にされるのは嫌、だから頷けない。
雲母の事は、好きか嫌いかと問われば好きだと思う、今まで見て来た男性の中で誰よりも。
悠久さんの事が無かったら、私はもっと簡単に頷いている、真面目で誠実な雲母に‥
だけど知っているだけに、頷けない私の恐怖心。
「そうですか‥
ですが、何とかすれば頷いてくれるんですよね小鳥遊さん?」
「えっ?
まあ・・・多分??」
「多分って‥
社長が泣きますよ」
「雲母が泣くとは思えない!」
時雨さん、私をからかいたいのかな?
雲母が泣く訳無いじゃないのよ――!!