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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第24章 小鳥遊家ー華麗なる一族



「差し出がましかったでしょうか?」


「いいえ‥
少しだけ胸がスッとしました、ありがとう御座いますオーナーさん」


「いえいえ、稀にしかお越しになられない小鳥遊様です‥
出来る限り楽しんで帰って頂かなければ、私共は獅王社長に合わせる顔がありませんので‥‥」


「あっ、パパには内緒にして下さいね‥
また無駄に心配しますから」


「承知しております‥
お車の準備は整っております、こちらへどうぞ」


何とかオーナーさんの機転で、こと無く終わった‥
ずっと私を良く知っているオーナーさんに感謝。



「また代行だけなのに凄い車を‥‥」


「俺の車が可愛く見えるなこりゃ」


店の前に停められたのは‥ロールスロイス‥
あの長ーい高級車ね。



「これくらい致しませんと‥
なにせ小鳥遊家のお嬢様のお送りですので‥‥」


「・・・・・」


ため息が出そう‥
小鳥遊とバレるとこうなる、これが顕著な例。


もう何を言っても、聞いて貰えないのは分かっているから、素直に送って貰うよ。


雲母なんかはもう『スケールが違うな』と、完全な諦め境地みたいだったけど、これは見ない振りをして誤魔化したのは言うまでもない‥‥はぁ‥‥




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