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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第24章 小鳥遊家ー華麗なる一族
雲母を見たと思ったら、今度は手のひらを返したような甘い声‥
こうやって、奏常務や副社長に取り入ってたんだ。
「ふざけんな、誰がお前みたいな安っぽい女の相手をするかっ!
俺は今言ったな‥怒らせたいのかと‥‥」
雲母の声に合わせるように、レストランのオーナーやらスタッフさんも多数やって来た。
「何か御座いましたか?」
「何って、この女がっ!!」
オーナーは唄姫さんをチラ見したけど‥‥無視するよう。
「ご不快な思いをさせてしまい、大変申し訳御座いません‥小鳥遊様‥
一般客の始末は、こちらにお任せ願えませんでしょうか?」
「私はそれで構いませんが、連れが‥‥」
「いや、俺もそれで構わん‥
ただ言い掛かりを付けて来た女を、止めに入っただけの話、こんな女に興味は無い」
「左様で御座いますか、では私達の方で‥‥」
オーナーがスタッフに目配せすると‥‥
「ちょっと何するのよっ!?」
「貴方みたいな女性は、当店には不釣り合い‥
更に、この店の一番のご常連である小鳥遊様に言い掛かりを付けるなど、二度と当店には出入りしないで頂こう」
「・・・なっっ!?」
唄姫さん‥いや、副社長共々オーナーさんは、2人を店から追い出しちゃった・・・