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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第26章 雲母の一芝居ー裏工作ー
樹(イツキ)さんって、そういう方向に長けていたんだ‥
あ、考えて見れば、口は悪いけど、話は上手かった気も‥イメージは鬼部長だけどね。
「・・・
勿体ないと思わんか?」
「えっ??」
「凪だ、秘書2課なんぞにくすぶってるなど勿体ない‥
今回の事で、凪とそれに天羽(アマネ)を俺の方に引き抜きたいと思ってる」
「2人を?
大丈夫なの雲母??」
「奏(カナデ)の件で、凪は一応出張中という事にして、社には出社していない‥良い機会だと思わないか?
天羽は立場上直接的になるだろうがな、それでも今がチャンスだとは思う、だから前倒しなんざやってんだよ」
「・・・チャンス」
雲母は全ての清算を付ける気‥言ったもの、兄でも容赦はしないって‥
雅楽代(ウタシロ)社長の事、本気で抑える気だって、私やみんなの為に。
「という事で、企画課、マーケティング課、それと営業から回って来ている案件任せたぞ陽菜?」
「うわぁーいっぱいじゃない!」
書式と端末で回って来た雑多な案件の山‥
これを仕分けして、企画として返せって‥‥雲母の鬼っ!!