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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第26章 雲母の一芝居ー裏工作ー
陽菜の潜在能力‥
特別講師をしていた頃は、そこまで目立った存在では無かった、そして悠久(ハルヒサ)の会社でも。
きっかけを作ったのは天羽、そして隠さなくても良いという開放感‥
それが、陽菜の能力を一気に開花させる結果になったんだろう。
(俺の方は頼もしく、そして嬉しいがな‥‥)
素性を隠さなくなった陽菜は、俺でも分かるくらい明るくなった‥
それに社長秘書って事で、俺が選んだスーツの数々。
長い髪を纏め、少し色が明るいスーツを着て走り回る姿は、完全に俺の好み‥
その剥き出しの首筋に、喰らい付きたいなど思っていると知れたら、また怒るんだろうな陽菜は・・
"コンコン・・・"
「社長、お客様がお越しです」
「ああ漸く来たか、時雨(シグレ)通して良いぞ」
「分かりました、すぐにお連れします」
やれやれ、この微妙な緊張感を緩和しそうなのが漸く来たか。
「来客予定があったの?」
「まあな、そろそろだと思い呼んでいた」
「そう・・・・・」
今後の方針話を含めて、一番安全な俺の会社に呼んであった‥
まあ、来れば誰かは分かるだろうさ‥