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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第27章 雲母の一芝居ー真実ー
「・・・・・
行っちゃった・・・・・」
雲母(キラ)は私の部屋に居座りを決め込み、パパ達との夕食時だけメインダイニング。
残りの一晩は全て私の部屋で、お互いに快感を欲し‥
そして、裸のまま眠りに付いた・・
雲母は朝早く、1人で小鳥遊(タカシナ)邸を出た‥
すぐに都心部に戻るって、それは雅楽代(ウタシロ)社長‥うんん、雲母の兄の悠久(ハルヒサ)さんの会社に乗り込む為。
昨日の一晩で、完全に覚悟を決めた雲母の顔‥
私は『待ってるね』としか言えず、見送りの言葉はこれだけ。
でも一晩掛けて沢山聞いたから大丈夫、待てるよ今の私は‥
雲母が迎えに来てくれるまで、何時までも・・
「樹(イツキ)さん?
コーヒー飲みませんか?」
「おっ、良いな‥
雑誌だけで暇してたんだよ」
此処はゲストルームが並ぶ中の、サロン風の部屋‥
1人でのゲストルームが飽きたのか、樹さんはこの場所で暇潰しをしていたみたい。
此処だったら、使用人も通るし暇潰しの本やら何やら結構揃ってるもん。