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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第27章 雲母の一芝居ー真実ー
「どうぞ‥‥
天羽(アマネ)さんブレンドですけど‥」
「いや、天羽が淹れるのは旨いんだ、俺もこの間久しぶりに飲んだんだよ」
「そう・・・」
天羽さんはどうしてるんだろう‥
雲母は直接的になるって言ってたけど、一緒に‥来るのかな?
「・・・
寂しそうな顔だな・・」
「えっ!?」
「雲母が居ない‥‥それだけで寂しい顔をするようになった」
「それは‥‥」
寂しく無いと言ったら嘘になる‥
あの‥悠久さんに襲われた日からずっと、私は雲母と一緒だったもの。
「好きなんだろ、アイツの事‥
誰もお前の心は開けなかったというのに、雲母は簡単に開きやがったよな」
「樹さん‥‥」
雲母が言っていた‥
少しは凪(ナギ)の気持ちを察してやれと、少なくとも好意以上のものはあったって。
「・・・
多少の俺の独り言だ‥
・・・アイツがもし失敗したら‥俺が奪おうと思ってた、何と言われようと構わないとも‥‥結果は見たままだかな」
「・・・
ごめんなさい・・
樹さんの事は嫌いでは無いと思います‥
だけど‥もっと大切なものが出来たから・・・」