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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第28章 陽菜の決断ー愛しい人



「それにしても‥何も無い場所だね‥‥」


「一昨日、凪が同じ事を言ってたな‥
陽菜に言わせれば、この辺りはもう小鳥遊家の敷地内だそうだ、俺も驚いたが‥‥」


「ほう、それは驚く‥
近いようで遠い‥千葉も広い、海から山の中まで様々‥‥」


「全くだ‥
そして、既に向こうには把握されてるんだ、普通は来たく無いな‥
獅王社長の私的警備‥誰だって嫌だろう」


本当に迷って入ったんなら、丁寧に敷地外まで案内してくれるだろうが‥
目的や悪意を持って入ってみろ、二度とこの道を通れるなんざ俺でも思わん。


本当の権力者達・・


やはり俺達なんかとは違う、逆に普段は普通と言った方が良いのか?


だが、本当に怒らせたら‥‥考えただけで良い気分はしない‥
よく勢いで、全く面識が無かった獅王社長に面会を申し出たもんだよな俺も。


ぼやきながらも、車は本宅敷地内に‥
此処からでも本宅は長い‥‥‥んだが、広い駐車場の方で、陽菜が不安そうに俺の車を待っていたようだ。



・・・迎えに・・来たさ・・・



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