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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第28章 陽菜の決断ー愛しい人

車が止まって、降りて来たのは雲母と‥‥天羽さん‥
良かった、天羽さんを捕まえられたんだね、雲母・・
そして・・・初めから私に気付いていたらしい雲母は・・・
「・・・陽菜・・・」
私に向かって、何時もの低く甘い声でひと言・・・
「・・・・っ!」
その声に後押しされるように、私は走り出す‥
勿論、雲母の‥雲母の腕の中に向かって・・
「・・・雲母っ!!」
「・・っ!
おいっ!!」
バフっと、私は雲母に飛び付く!
雲母も驚きならがも、しっかり私を受け止めてくれた。
抱き締められたら香るシトラスの香り‥
ああ‥やっと雲母の腕の中なんだって思える、私が一番好きな香りとぬくもり・・
「なんだ?
1日居なかっただけで、随分寂しがるな??」
「当たり前でしょう‥
心配‥‥したんだから‥‥‥」
「そうか‥
心配させたが、結果は見た通り‥‥
もう、なんの心配も無いぞ陽菜」
「うん‥
上手くいったんだね」
「ああ・・・」
全て片付いたら‥
私は‥言わなければならない、雲母に応えを‥‥

