この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第29章 一緒に海外へー幸せー
「かなりの男が、陽菜に声を掛けていたからな‥
流石にイラっとした」
「ぷっ‥
雲母のヤキモチ‥
・・こんなパーティーで声を掛けて来る男性なんて‥‥私は好きじゃない・・」
「・・・
そうだったな‥悪い・・・」
雲母は知ってる‥
私が下心丸出しの男性が大嫌いな事、胡麻を擦る男性が大嫌いな事。
「言ったでしょう?
私は雲母じゃなければダメだって、誠実で嘘を吐かない雲母じゃないとダメなんだよ??」
「ああ‥分かってる」
雲母の指に私の指を絡めれば、重なる婚約指輪‥
あの忙しい時間を詰めて、やっと2人で買いに行った。
サプライズも嬉しかったかも知れないけど、こうして2人で選ぶのも嬉しい‥
雲母は、私の意見を無視する事は無い、だから2人で選ぶ事にした。
「フランスに居る間、ずっとこんな感じだったらどうしよう?」
「そん時は、結婚式まで逃げ出すか?
せっかくのフランスだ、俺だって陽菜と2人でのんびりしたいんだよ」
「私も同じだけど‥
ママが絶対追い掛けるし‥‥」
「碧さんは強力だからな」
「だって紫吹碧だもの」