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第29章 一緒に海外へｰ幸せｰ

そんな私の思いが通じたのか、私も雲母も準備が終わったせいなのか‥
本当に雲母が、私の控え室にやって来たの！



「・・・陽菜・・・」


「・・・えっ！？」


私は後ろを向いていたから、雲母が入って来た事にすら気付いていなかったからビックリ！


振り返った向こうには・・・


私と同じ、純白のフロックコート姿の雲母・・


白で統一かと思いきや、ベストは少しだけ水色‥
ブートニアはブーケと同じ花が基本だけど、チーフのデザインが、私の背中のボディペイントと同じデザイン。


ワイルドだけど爽やかで、私のウエディングドレスと完全に合わせてある。



「・・・あっ！！」


もう１つ気付いた‥
カフスリングが、私の付けているティアラと同じデザインだよ、ママやる事が細かいなぁ‥‥



「・・・
綺麗だ陽菜‥
前に見たウエディングドレスより遥かに‥‥」


「雲母もカッコいいね‥
タキシードより、フロックコートの方が似合うもの‥‥」


「まあな、誰が着てると思ってんだ？」


「相変わらず‥‥」


俺様発言は結婚式まで‥
でも、それが雲母らしいかな。