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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第33章 樹と天羽の悪巧みー秘書2課解散
敢えての秘書2課内か‥
天羽も考えて来る。
頭の回転だったら俺より天羽が上、穏やかに見せ掛けているが、これで芯は強いからな天羽は。
最後の仕事‥押し通したいんだろう・・
「あの―
樹部長・・・」
「ん?
どうした草薙??」
草薙が、こうして人の会話に入って来るのは珍しい‥
何か言い分があるのか?
「普通の秘書課に移動になるのでしたら‥
こちらの会社を退職し、家の方を継ごうと思います‥‥ダメですか?」
「家を継ぐ??」
「ああ‥草薙君の家は、華道家の家元だったね‥‥継ぐのかい?」
「前々から話は来ていたんです天羽専務‥
この機会ですから、決めてしまおうかと‥そうしたらまた陽菜ちゃんに会えるかも知れませんし‥‥」
「なるほどね」
「・・・
俺ですら知らなかった‥
此処に来る連中は、素性を隠すのが上手いってか?」
まさか草薙もかよ!?
女を選ぶ目はあったかも知れないが、素性を見抜く目は無かった訳だ俺は‥
天羽はしっかり知ってやがるってのも‥‥
こうなると、俺が一番弱い‥くそっ!!