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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第33章 樹と天羽の悪巧みー秘書2課解散
「・・・・・」
竜崎と成宮の事はすぐに片付いたが、残るは最後の問題‥秘書2課解体。
あれから数日、今天羽達重役陣は会議真っ最中、勿論議題は秘書2課だ。
こればかりは、俺は首を突っ込めない‥
当事者である事と、部長職という一歩引いた立場である為、重役会議は蚊帳の外。
「これも要らんな‥」
今日は暇潰しと、違うデスクの後片付け‥
こうして見ると物が多い‥何日か前も同じ事を思ったな。
(これだけ居ると、家より会社に居る時間の方が長かった)
愛着が無い訳じゃない‥
設立当時‥まだこんな立派なビルじゃ無い頃から、この会社に居るんだ、何も感じないと言えば嘘になる。
だが、俺と天羽が居れば、悠久はそれに甘え、元に戻ってしまうかも知れない‥
雲母があれだけ苦労して付けた悠久の首輪、それを俺達がまた外す訳にはいかないんだ。
「腹は括った筈だろう」
こんな荷物整理なんかをしているから、余計な事を思い出すのか?
とは言え、今の俺は会議の結果待ち‥
重役会議には立ち入らない、それは俺自身が決めた事、今更覆す気にもなれん。