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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第33章 樹と天羽の悪巧みー秘書2課解散



『では、この結果で採決致します』


やれやれ、漸く終わった‥
これで秘書2課解体は決定事項、私の肩の荷も降りる。



(・・・
最後まで、ひと言も話さなかったね悠久君・・・)


この会議の間、悠久君そして奏君もひと言も語らず、ただテーブルに肘を付いて、成り行きを見守っていただけ。


いや、雲母君が殴り込みして以来、悠久君はあまり語らなくなった‥
多分‥恐れての事だろう。



(今になって雲母君の付けた首輪が、どれだけ強大か分かる・・・)


押さえた動画という証拠に、獅王社長という枷は、悠久君を何1つ出来ないまでに縛り上げた。



(・・・
今更かな・・もう少し早く悠久君自身が気付いていれば、此処までの事にはならなかったのだから・・・)


多少乱雑に置いてあった資料を綺麗に束ね、会議室を出て目的の場所に向かう。


勿論行き場所は、樹のところに決まっている‥
結果が気になって、今頃苛々しているだろう。



(自分の手で作り出したものを、自分の手で壊さなければならない‥
樹も少し辛いね)


秘書2課を作り、上手く回したのは樹‥
その樹が、秘書2課解体を望む‥皮肉なものだ。



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