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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第35章 獅王と紀永ー有名人達の会談

「「・・乾杯・・」」
久々のひととき・・
獅王社長とは、私が子会社時代からの付き合いで、未だに直接会う数少ない人物。
「娘さんの結婚も決まったようで、順風満帆だね獅王社長?」
「そう言う早乙女会長はどうなんだ?
一緒に来ていた彼が、婿候補筆頭と聞いているが?」
「色々あって本決まりとはいかない‥
独立心逞しい娘だから、なかなか首を縦には振らないよ」
獅王社長とは表向きでは無い、私のままの本音トーク‥
向こうも同じ、初めて会った頃から変わらない。
「お人形のようなお嬢様‥‥じゃなかったのか?」
「表向きは‥
本来は、かなりのじゃじゃ馬で、そう簡単に妥協するタイプでもない」
「ははは‥
うちの陽菜と変わらんな‥
俺の方も、日々言い寄る男に嫌気をさされ、大学入学共に逃げられた」
「それは初耳だ‥
お嬢さんもやるね、私の方も米国留学などやられたが‥‥」
こんな話は、獅王社長くらいしかしない‥
馬が合うと言うのか‥会った頃から、2人揃ってこんな感じで、繕わなくて良いのが定期的に会う理由。
別名‥愚痴の言い合いとも言うが。

