この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第35章 獅王と紀永ー有名人達の会談

小鳥遊家の後継者の獅王と、早乙女家の内孫の私‥
年は向こうが上なのだが、不思議と対等に話す。
お互い名家と言われる家系、それが馬が合う理由なのかも知れない。
「陽菜は雲母君で落ち着いたが、うちには後2人居るんだ‥
どちらも仕事と勉学で、嫁という話に興味を示さないと来た」
「それはまた‥長男が決まらないと、内々は面倒だろう?」
お猪口を傾け苦笑い‥
名家になればなるほど、後継者問題に周りは敏感。
「五月蝿い女共は多い‥
そう言うが、自身はどうなんだ会長?独身だった筈」
「私?
後継者という点では、責任は果たしている‥
今更嫁など考えた事も無い」
「30代の言葉じゃ無いな‥
その気になれば、良い奥方が見付かりそうな気がするが‥‥」
「獅王社長のようにはいかないね‥
碧さんは、また名を広めたようで、本当にデザイナーの才能は一流」
「その碧とは見合いなんだよ‥
碧の方の家も、それなりの名家で20才頃だったか‥見合いで意気投合した‥‥これが真相だが、今は良い関係を築いている」
珍しい獅王社長の暴露話‥久々のせいか、かなり機嫌が良い。

