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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第35章 獅王と紀永ー有名人達の会談

「なるほど‥
彼はお嬢さんを抑え切れる、これが決め手だったとは‥‥」
「決めるのは陽菜と思ってはいたが、雲母君も見事に陽菜の心を掴んだようだし、彼の能力と共に言う事は無い」
「社に取っても有望、これは本当に良い相手を見付けたものだね」
「会長のところの遠藤君、彼も将来有望株‥そう思っていたが?」
「秘書としては有望だが、経営能力で言えば娘の方が上‥
それに遠藤は早乙女外戚で、どうしても勢力争いというオマケが付いてしまう‥‥面倒なものだよ‥‥」
「早乙女も奥深い‥」
「小鳥遊も‥‥」
獅王社長との話は、毎回こんな感じで家族話が中心‥
それに、社長が潰れない程度でお開きにしなければ、間違い無く酔い潰れる。
めったに無い本音トークが楽しいのは分かるが、何事もほどほどに‥
これを見極めるのは私の方‥
獅王社長と一緒に飲んだ酒量では、私的にはほろ酔い程度にしかならない為だ。
今日も、もう少し話したかったが、向こうの酒量が上がって来たので私が止めた。
後は控えの間の遠藤に、連絡を取れば良い。

