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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第35章 獅王と紀永ー有名人達の会談

「羨ましい話だね‥
だが私は今で十分、漸く娘を取り戻す事も出来た、後は望むものも無い‥‥」
「あの必死さは、お嬢さんを取り戻す為‥今だから分かる事か‥
俺が碧や家族を守るように、会長も手元に取り戻したお嬢さんを守る‥同じ事だ‥‥」
「確かに‥私には家族は娘しか居ない‥
守りたいのは当然だが、能力も私に似ていてIT関連と経営経済には、異常なほど強い‥今のままでいけば、次の会長は娘だろう」
後継者問題というのなら、遠藤よりも可能性が高いのが娘‥美紀‥‥
私以上の能力を秘めた美紀は、何処まで力を伸ばすのか?
またお猪口をグイッと‥
確か獅王社長の酒量は普通、あまり飲ませ過ぎると‥私はまるっきりなのだが‥‥
「血は継ぐもの‥
うちの陽菜も、雲母君の会社で自由にしている‥どうやら碧の感性と、私の経営能力は受け継いだらしい、周りは大変そうだが、好きにすれば良いと思っているよ」
「小鳥遊家の商才は良く耳にする話‥
お嬢さんが受け継いでいて当然、雅楽代君だったか‥振り回されそうだ」
「雲母君が何とか抑えている‥
彼の性格だったら、陽菜を抑え切れる‥これも決め手の1つだった」

