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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第35章 獅王と紀永ー有名人達の会談



視点を変え、今度は雅楽代悠久の会社を調べて見た‥
会社というより、この会社の社長自体が有名、将来有望とも言われ期待度は高い。



(だというのに業績は下、この差はいったい?)


不測の事態に備え、普通のタブレット端末を持って来た為、これ以上追跡するのは不可能‥
早乙女邸だったら、もう少し深く調べられる筈。



(相手を完全把握しておくのも仕事の内‥)


獅王社長のお嬢さんと結婚ともなれば、また会う機会は絶対にある‥


会長に何かあってはいけない、その為にも少しでも会う可能性のある人物は、完全に調べ上げる‥それが秘書だる私の仕事。



(・・・
ですが、今は此処までですね・・・)


端末の電源を落とし、すっかり冷めてしまった茶をひと口‥
老舗料亭だけあって、葉は極上品を使用していて、冷めても美味しい。



「・・・
終わった‥‥のか?」


「ええ‥
この様な場で失礼致しました雅楽代様」


「すまんが‥あまり名字で呼ばれるのは好きでは無い‥
雅楽代と言えば、俺より向こうが目立っている」



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