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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第35章 獅王と紀永ー有名人達の会談



少々というか、程良く以上に酒が回っている獅王社長を連れ、俺は料亭を後にした。


途中で見た早乙女会長は、全く酔っている雰囲気ではなかったが‥
飲んでいないのか、異常なほど強いのか、俺がそれを聞く訳にもいかない。



「キラキラ光る‥‥か‥‥」


会長にも遠藤にも言われた言葉‥
自分の名の意味くらいは知っていたが、人から聞く事はほとんど無い。


宝石のようで宝石では無く、分類は鉱石‥
ただ、暗闇で宝石以上に輝くのが特徴‥如何にも俺らしい名前。



『どんな人生でも、キラキラ輝いていてね‥雲母‥‥』


随分昔に聞いた、母からの言葉‥
今頃思い出すとは‥‥



「・・・
キラキラ輝いているさ、兄よりもな・・・」


名前の通りの俺の人生、これからも名前の通りキラキラ輝いてやる。


せめて、陽菜が暗闇で泣かないようにキラキラしていてやるさ‥
それが一番俺らしい。



隣ですっかり眠ってしまった、獅王社長を連れ、車は千葉の小鳥遊邸へ向かっている‥


今日は陽菜も、小鳥遊邸で待っているからな。



それにしても‥‥


もう一度くらい、あの遠藤とゆっくり話してみたいもんだ・・・・・




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