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第35章 獅王と紀永ｰ有名人達の会談

何故に私は、こんな事を言う気になったのか‥
普段は他人に対し静観な私が‥‥



「四六時中か‥
それは大変そうだ、だがそれを上手く利用する方法もある筈、俺はそれを見付けたい」


「・・・
意外な言葉です‥
そうですか‥雅楽‥いえ雲母様でしたら、もしかしたら見付かるのかも知れません」


「・・・
ついでに、その様も勘弁してくれ‥背中がむず痒い‥
俺は庶民上がりだ、雲母で十分！」


「キラキラ光るですか、相応しい名です‥
では私も遠藤‥と、名は会長くらいしか呼びませんので‥‥」


「遠藤という名も良いと思うが？」


「何処にでも居る名ですので、便利なのは確かです」


「・・早乙女よりもか・・」


「ええ、一見では分かりませんので、都合が良いのは確か‥
私は、この方が合っています」


「名家が普通を望み‥
普通が名家を望む‥
皆、陽菜と同じ‥‥‥‥」


それは獅王社長のお嬢様の名‥
彼女も普通を望んだ？？



"ピヒ・・ピヒ・・"



「っ！
・・・はい遠藤です・・・・・分かりました会長、では・・・」


話は此処で打ち切り‥
でも、もう少し話してみたいとは思う。


多分‥また会えるだろうと、私は彼を連れ席を立った・・・